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糸島彫刻 生き物係プロジェクト02 スケッチが上がってきました

スケッチはこんな感じで描けばいいかな?って連絡があり訪問。鉛筆で書かれた途中経過を見せてもらいました。

1、作家さんのアイデアが入ったもの(センスや好みの問題もあるので受け入れられないこともあるということは了解済)

2、思い出のグッズを組み合わせたできる限り写真に近い感じのもの。

このような考えで2タイプ用意してくださいと言って帰りました。

そして上がってきたものがこの2案です。

このプロジェクトは3Dプリンターにはかなわないという点からリアルに作るのことは初めから捨てています。ポイントは仕上がりの手作り感や独自の作風はもちろんのこと、作家さんの解釈も入りながら依頼主の想いを形にした愛着の持てる置物になるということ。この部分が大きな商品力になるべきだと思っています。特徴でもあり欠点でもあり作家性ということになりますが、彫刻家の年齢、経験、センスが出てくるのは避けられません。ご覧のように西村さん親子は今風の方々ではありません、なので都会的なスタイリッシュなものを依頼しても無理があるし、楽しんでも作れないでしょう。逆に昭和的な温かみを感じる作品は他では真似できないようなものになると期待してます。今回の2体が完成し、このテイストだったらお願いしたいな、となったら是非ともお願いします。依頼主の想いには寄り添いますが、オーダー製作とは違います。そして一番の問題は現実的な生産数。1体製作するのに3週間〜1ヶ月ですから、月に1〜2体、ということは年に12〜24体となります。私は西村さん親子が作るペットの彫刻へ共感してくれる方が全国に12〜24名存在することを願っているのです。

そのようなことも考えながら妻と選んだのは

海が好きなラムはRAMの文字を波に仕立ててくれたタイプ、波にグッズがちょこんと付いてます。

足が少し悪いマリアはその座り方が特徴でもあるので、ディスクに座っただけのものを選ばせてもらいました。

早速、息子の徹さんがのこぎりで作業を始めます。荒取りという大まかな形にしていく作業です。

材料は今後の色味見本になるようにラムの素材は檜(ヒノキ)、マリアの素材は楓(カエデ)にしてもらいました。

楽しみになってきました。

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