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糸島彫刻 生き物係プロジェクト05 ラムの尻尾修正〜粗仕上げ

ラムの尻尾を立てる修正について彫刻家 西村泰司さん相談しました。そもそも尻尾を斜めにしたのは木目を考慮した細部強度にある点。木目が平行になってしまう尻尾を立てれば強度不足で衝撃レベルによってはポロリと折れてしまう恐れがあったということですね。アート作品ではありませんから、商品としては必要な判断であると思いました。しかし、一刀彫りにはこだわらないよ!というお客さんであれば木を継ぐのは問題ない!目立ちもしないでしょう。 ということでラムの尻尾は写真のように立ててもらいました。親バカではありますがラムらしいはじける感じがでました!! この決断で良かったと思ってます。

7月27日訪問時の作業は解剖図を横に置き、筋肉の動きを想像し、大まかに彫っていく作業でした。この解剖図がなければ彫刻はできないんですよ〜 できれば犬種単位であればベストだけどねと。 一瞬、資料を探そうかと思いましたがそんなものは存在しないでしょう。

粗削り

粗仕上げ

小さなノミが入り始めました。粗削り同様に解剖図を確認しながら依頼しているポーズの筋肉の流れを想像されてます。そしてそのイメージを木像に直接鉛筆で描き入れます。彫ります、さらに形が見えてくるのでしょう。描いては彫り進めます。根気が必要な作業ですね。しかもエアコンはなし、冷房器具は小さな扇風機とうちわです。

完成はお盆前ですかね〜っと。 いや、お盆は無理やろう!という答え。そうなると製作期間は2ヶ月オーバーコースになってしまいそう! 想いが崩れるような効率化をする考えはないものの、期間は費用に関係しますからね〜 期間短縮は依頼主さんとの情報共有&連携の無駄をなくす努力の部分かな。まず基準となるクオリティ作品を仕上げてもらいましょう。

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