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糸島彫刻 生き物係プロジェクト06 ラムマリ仕上がりました!

お盆明けにふらりと訪ねたらMARIAの文字が彫られている。ちょうど良かった、この文字で完成やけど書体の感じはこれでいい?

依頼主資料作成&打ち合わせ〜スケッチ〜粗取り〜粗削り〜粗彫り〜粗仕上げ〜仕上げまで2ヶ月ちょっとかかりましたね。お父さんの西村泰司さんはラムの粗彫りからの参加なので、息子の徹さんの作業量を全体の7割とすれば、1体につき納品まで1ヶ月半でいけるかな。

木彫りは元気ですが、残念ながら左目を治療中のラムです。すでに左目は殆ど見えていませんでしたが、14歳半を超えてもまだまだ元気にボール投げ、走り回るので見えていない左目をぶつけてしまうことがありました。とうとう眼球に傷/ぶどう膜炎/網膜剥離のトリプル障害をやっちゃいました。現在は室内/外出との2種を使い分けるお手製のエリザベスカラーで安静中です。おかげさまで治療2週間目にして効果が現れてきました。ラムの素材はヒノキなので木目をはっきりと感じます。妻はこちらの素材が好きなようです。波をモチーフにした立体文字と細かな作業で苦労されていたおもちゃBAD CUZからは海で楽しく遊ぶイメージが伝わってきます。(飼い主の想いを形にすることが、このプロジェクトでは大切な部分)ラムはお父さんテイストの作品に仕上がりました。

マリアの素材は楓(メイプル)なのでヒノキより若干重く、色も少し濃い感じです。私はこの素材の方が好み。こちらは息子さんの西村徹さんが最初から最後までが仕上げてくれたもの。小さなノミが沢山入った表面からは毛の柔らかさが伝わってきます。MARIAの文字も手を入れすぎないところが良いです。マリアの癖のある座り方を再現してくれた部分にはいきなり愛情が芽生えます。最終調整で油を塗って手垢をつかないようにする、またはカラー着色することを西村さんと協議しましたが、この2体は年経過での色の変化と木目のサンプルにもなるので着色せずに終わらせることにしました。これから作家さんの署名(保証書らしきもの)、箱などの準備、反省会もやって依頼を受け入れる体制を準備をしないと。あと依頼主探しもですね。

ふさわしい製作体制が整い次第アナウンスさせていただきます。

親バカ情報 妻が投稿した映像が採用されまし

矢野顕子さん -「Soft Landing」 MUSIC VIDEO (ドコノコ Ver ③) 1:00くらいにラムとマリアを使ってもらってます。場所は糸島の静かな海岸です。

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